車山は紅葉の隠れた名所です。特に山頂から下る南斜面は、ナナカマド、山葡萄、ウルシ、ダケカンバなど種類と色数に恵まれています。
穴場とでもいえるのが、カシガリ山で、通常、観光地図には載りませんが、レンゲツツジ、白樺と、そして3m近い高木となったドウダンツツジの群生の紅葉は、圧巻でした。
草紅葉の八島湿原も見ごたえがあります。鷲ヶ峰、男女倉山、物見岩、蝶々深山が遠景ですから、ダイナミックです。
丁度、長い梅雨が明ける頃、7月中旬から下旬にかけて、ニッコウキスゲが高原を独占し、一面、太い刷毛で黄色く塗り上げるように染めていきます。
写真は車山山頂への登山ルートで、撮影しました。19年夏は、長梅雨のお陰で、車山の中腹から山頂にかけて、8月上旬まで観賞ができました。
車山肩のビーナスの丘のニッコウキスゲも、通年、7月20日前後が身頃です。ここの花は1日花と呼ばれ、咲けば1日でしぼみますが、1株に沢山の花芽をつけますから、長梅雨は、むしろ幸いになります。
6月中旬、車山周辺のカシガリ山、殿城山や八島湿原を囲む鷲ヶ峰、男女倉山などの山肌が、緑の色合いを深めていくと、車山高原のレンゲツツジの朱色の花が最盛期を迎えます。同時に群生するコナシの白い花が、車山の南斜面を遡上して、彩の競演に参加してきます。
レンゲツツジ最高の見所、車山湿原は、6月下旬頃になります。標高も高く、残雪が残りやすい地形の性でしょう。
車山高原の春は遅い!4月下旬まで、残雪が見られます。
6月初旬から、若草の芽吹きで、白樺湖の八子ケ峰周辺の山々が、シャルトルーズに、明るく染まると、やっと霧ケ峰全域が生命の息吹に満ち溢れてきます。
3月下旬には、フキノトウが味わえますが、この時季になると山独活が最盛期で、コゴミ、ミネバ、コシアブラ、ギョウジャニンニクなど種類も豊富になります。
車山高原の四季 新緑、レンゲツツジ、ニッコウキスゲ、紅葉 |
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